校長Blog

  • 離れていても

    • 2021.09.23
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    中学1年生から高校2年生まで、リモート授業(オンライン)を開始して9日が過ぎました。高校3年生は、夏季休業明けの受験指導や学習機会の重要性を鑑み、対面授業を継続していますが、リモートを選ぶことも可能です。

    リモート体制は、登下校を含む学校生活での感染リスクをできる限り低下させ、生徒たちの学びを最大限保障するためのものです。

     

    朝のHR(中学):担任の出席確認に元気な合図が次々と返ってきます。

     

    授業(高校):電子黒板も併用したライブ授業です。

     

    授業は、全学年共通の時程に沿って、1時間目から7時間目まで時間割通りに進行します。ライブ授業だけでなく、動画や課題の配信もあり、生徒たちは各家庭で対応していますが、集中力の維持には苦労していることと想像しています。

     

    授業(高校):いつもの熱気溢れる授業。ただそこに生徒たちがいないだけです。

     

    終礼(中学):皆さんお疲れ様。明日も元気に会いましょう!

     

    終礼後は、個別成績面談です。生徒一人一人と担任がオンラインで向き合い、9月初めの前期期末試験を振り返りながら、今後の学習について新たな目標をたてました。

     

    離れていても、先生方の想いは生徒たちに届き、生徒たちの頑張りは画面越しに手に取るようにわかります。離れていても心は繋がれます。

     

    本来学校は、生徒と教師が時間と空間を共有してこそ本領が発揮できることは言うまでもありません。授業も面談も対面にに勝るものはないのです。しかしこのリモート体制も、新たな形の教育活動としてその可能性を広げ、新しい価値を創造すべき事でもあります。まだまだ研究は続きます。

     

    生徒たちの姿のない学校は抜け殻のようです。一日も早く、元気な声が学校に響き渡る日が戻ることを願っています。

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