校長Blog

  • 【先輩から中3にエールを送るの会】

    • 2025.12.17
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    全国の中学3年生のみなさん、高校進学を控えて心穏やかならぬ日々をお過ごしのことと存じます。まだ出てもいない結果にあれこれ不安にならず、今という時を力一杯やり切りましょう!

    どうか貴方の努力が実を結んで、春には満開の桜の花が咲き誇りますように。

     

    翠陵中学の3年生も高校進学まであと3ヶ月ほどになりました。

    高校受験がないのでノホホンとしてる子もいますが、キラキラ輝く高校生になってほしいと進路講話会が開催されました。

     

     

    中3の講話会と言えば、「高校は中学とは違うぞ、義務教育じゃないからね」や「今のうちから勉強しておかないと将来困っちゃうぞ」的なお話が定番です。こういう有難いお話は生徒たちにとってはもう耳タコで、「ハイハイ、この前も聞きましたよ」や「もう分かってますよ」てなもんなので、今回の講話会は6年間翠陵で育った高校3年生の先輩方に登場してもらいました。

    郵便局前のバス停からせっせと歩き続けること1800日、先輩からのお話はやっぱり説得力が違います。

     

     

    H本くん、中学時代はゲームとYouTubeにうつつを抜かしていたそうですが、高校2年生でついに覚醒しました。やりたいことが見つからないまま過ごしていく中で、何か経験したことがないことをやったら面白いかもと思い立ちました。ダラダラ過ごしちゃった夏休みが終わった高2の9月、ニュージーランドの中期留学に参加することにしました。

    行ってビックリ、言葉がまるで通じない、でもゼスチャーや英単語だけでコミュニケーションがとれることを知って嬉しくなりました。そこから英語を猛勉強、自分の進むべき道がはっきり見えてきました。

     

     

    彼は中学生にこう語りかけました。「未知の経験をする、そしたら選択肢がどんどん広がります!得意なことに没頭してもいいけど、苦手なことにも手を出すと世界が違ってくるよ」って。

     

    S浦さん、自分の適性に合った選択をすることの大切さをアインシュタインの言葉から引用します。

    「誰もが天才だ。しかし、魚の能力を木登りで測ったら、魚は一生、自分はだめだと信じて生きることになるだろう。」

    魚は水の中ではスイスイ、でも陸に上がったら何もできない。自分の適性を知って、それに合った所で頑張った方がいいよ!と。大学を考えるときに推薦にするか一般入試にするか、自分を知らないと陸の魚になるからねって。

    彼女は中学でやったSGP(翠陵グローバルプロジェクト)の模擬国連にハマりました。学校だけでは物足りなくなって大学の模擬国連にも参加、ついには自分で運営することになりました。

    それ以外にもBeach Cleanのボランティアや企業のインターンも経験、来年にはCity Cleanイベントを仕掛けるそうです。

     

     

    彼女もH本くんと同じように言います。「何でもいいからとりあえず動いてみたらいいよ!」って。

     

    後輩たちを前にして堂々と語りかける彼らに感動です。いつの間にか大人になっていたんだね。

    中3生よ、先輩たちのお話はどうだったかな?

    泣いても笑っても残り3ヶ月の中学生活、悔いなき日々を!!

     

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