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【サイエンス部、未来に貢献するかもの巻♪】
- 2025.11.14
高校時代に選択した理科は化学と生物でした。
一発目の化学の授業で先生がファラデーの名著『ろうそくの科学』を紹介してくれました。
まだ素直で純真だった私は、さっそく町田の久美堂という本屋さんで買って読んでみました。
仮説を立てること、実験して検証をすること、仮説が間違っていたら素直に訂正すること、そんな科学的なステップに感動しました。
直情的だった私には「科学ってカッコいいなぁ」と思えて、♪スイヘーリーべー僕の船ナァ曲がるシップスクラークかなー♪の呪文を唱えながら理科の勉強に勤しんだものです。
と言いながら、親父の本棚にあった『龍馬がいく』にもっと感動しちゃって結局は文系に進んだんですけどねテヘ。それでもファラデーは私に科学的な思考法を伝授してくれたのでしたエヘン。
という訳で?今回は翠陵が誇るサイエンス部(名前からしてカッコいいぞ)のやってる凄いことを紹介します。
サイエンス部は、化学分野と生物分野に分かれて日夜研究をしています。
生物部には、昆虫博士としてテレビ神奈川に何度も出演したインセクトY田くんも在籍しています。
そんな中で化学分野の研究に青春を捧げる高2のN村君は、身近な泥や土に潜む「発電菌」に着目しています。彼が翠陵祭で発表した時の模造紙を校長室に貼って、陰ながら応援しています。

発電菌は土の中のある栄養素を分解する際に電子を作ります。その電子から発電させるしくみはこの図の通り。

N村君は東京薬科大学の教授と協力して全国の中高生たちと共に発電菌の発電量を計測したりしています。今はまだ発電量が小さいため実用化には至っていませんが、大きな発電量を持つ「スーパー発電菌」を発見することが彼らの夢なのです。

発見って単語、なんてワクワクさせてくれる響きなのでしょう!
幼かったあの頃の、蟻地獄を発見したトキメキや今では触りたくもないダンゴムシを見つけた感動、星空に流れ星を見つけた時の高揚感、発見は忘れかけていた情熱を思い出させてくれますな。
彼らが研究する「発電菌」は日本の、いや!世界の未来を変えるかもしれません。
世界を変えろ!翠陵生!
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