校長Blog

  • 【高1生のキャリア講話会】

    • 2025.10.27
    • 校長Blog

    この時期に高校1年生と面談をしていますとね、こんなことを聞かれたりするのです。

    「来年の選択科目を理系か文系かで迷っています。どっちがいいですかねぇ?」

    え?高1ってこの春に入学したばっかりじゃん、早くない?? 私の時は進路なんて私は高3になってから考えたわよ。

    と思った方々、高校卒業してウン十年の月日が経ちましたね。

    今は「クイックキャリア」と言いまして、早め早めに進路選択が進んでいくのであります。

     

    井の中にいて空の青さばかりに憧れている高校生にとって、これはなかなか残酷でもありまして、高2からの選択科目を決めることは現実社会に踏み出す第一歩にもなり得るのです。

    選択することは「何かを捨てる」ことでもありますから、いざ捨てるとなると未練も生まれて、そりゃ誰だって悩みますわ。

    「先生、私はホントは数学が好きなんです。でも好きと出来るは違うんです、ここはいっそのこと点の取れる文系にしようかと思います。」

    「先生、数学は大嫌いだけど、なんだか妙に点が取れるんです。ホントは考古学に進みたいけどやっぱり理系かなぁ。」

    「勉強は全部キライ! でも医者になりたいから全部頑張るよフンフンッ!」

     

    きっと何が正解かなんて誰にも分かんないよね、貴方の選んだ道を自分で正解にしていくんだよね。

    なんてことを思いながら高校1年生の文・理選択を考える『キャリア講話会』に参加してみました。講師はベネッセコーポレーションからお招きした進路のエキスパートの方です。

     

     

     

    印象に残ったのはこのクダリ。

    『進路を探すにはまずは自分を知ること!』

    自分のことは分かっているようで実は分かっていない、アルよねー!

    自分でも気づいていない自分を理解するには、自分を縛っている枠組みを変えてみる、ナルホド。そのための手法を「リフレーミング」というらしいです。

    例えば、怒りっぽい私ガルル、これを「情熱的な私」と言い換えてみる。いつも控えめで大人しい私、これを「協調性に富んだ私」に。うんうん、なんだか同じ私なのに違って感じる。

    つまり、自分の可能性に自分の思い込みでフタをしないでねってことかな。そしたら新しい進路も見えてくるってことね。

     

    翠陵生よ、大いに悩んで悩んで、悩んで決めた選択を正解だったと意地でも思えるようにしていくんだよ!

     

    • アーカイブ

    • カテゴリー