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【夏休みレポート ~先生達だって研修を!~】
- 2025.08.25
夏期講習の合間を縫って、毎年恒例となった先生達全員が参加する研修が実施されました。
夏休みと言えば、世の中の方々から「先生は夏休みが長くていいなぁ。遊んでるんでしょ?」なんて言われることもありますが、ところがどっこい、そんなこたぁありませんぜ。
先生達はそれぞれ個別の研修に参加したり、夏期講習をやったり部活に出たり、宿泊行事の引率に行ったり、ここぞとばかりに大学入試の問題を解きまくったり、9月からの授業の準備を念入りにしたりと、お陰様で充実した日々を過ごさせていただいておりますよ。
さて、翠陵では年に2回ほど、生徒たちに「授業評価アンケート」をやってもらっています。
教わっている先生の授業について、話し方や説明の仕方、プリント内容や演習の頻度、できるようになった実感の有無などなど、いくつもの項目で生徒たちが評価してくれます。
日頃から生徒を評価しなくてはならない教員という仕事、いやいや、生徒からも評価してもらおうよ、自分のやってることが受け入れられているのか、もっといいやり方はないのか、先生達が自らを省みてスキルアップをするための授業評価アンケートです。
先生達が毎年参加するこの研修では、このアンケート結果をベースに各自の課題と改善点を明確にして、「どうしたら目の前の生徒たちが力をつけられるか」を学びます。
翠陵の先生達、ワークショップになると話が止まりません。たっぷり時間をかけて自分の授業について沢山のアドバイスをもらっています。
今年はさらに日頃の授業を大学共通テストの得点にいかに繋げていくかもテーマにしました。
ここ数年の共通テストは従来の知識を問う型から脱却しています。予め知識があることを前提にしたり、問題文の中に知識が提示されていたりして、そこから何を生み出していくかが問われたりします。いくつものデータを分析する問題や日常生活に密接した問題、先生と生徒の会話形式の問題等も出されるようになっています。
日頃の授業に「考える力」をどうやって組み込んでいくか、先生達も真剣に研修を受けています。talk and chalk(トーク & チョーク)を生業としてきた教師陣にも変革が求められています。探究や協働というキーワードを授業の中にデザインしていく時代です。
いつもは生徒達に「〇〇であるべき!」なんてべきべき攻撃を仕掛けがちな私達ですが、「べき」の前提を疑いながら、『自分が変われば世界が変わる!』ことを信じて、先生達だってアップデートしていきます!
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