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『春の植栽 ~お父さんお母さんありがとう~』
- 2025.05.31
翠陵は、いつ訪れてもあっちこっちに花が咲いています。
翠陵の制服をデザインされた池内さんからも、「翠陵のイメージの1つは花。高校女子のスカートには翠陵に咲いている花の色をあしらっています」。と先日ご来校された折に教えていただきました。
こんな風に花がいつでも咲いているのは、翠陵会(保護者の方々全員が加盟している保護者の会)の親御さんたちがたくさんの花々を植えてくださっているからです。
今から39年前にわずか126名の新入生とたった10名の教員でスタートした翠陵。
同時にスタートした翠陵会も役員9名の保護者の方々で発足しました。
翠陵会初代会長になられた飯田様の一言で植栽が始まりました。
「子供たちは、家や学校でイヤなこともあるでしょう。
人間、ふさぎ込むと下を向いて歩くもの。
下を向いて歩いている時に、綺麗な花が咲いていれば自然と笑顔になるかもしれない。
子供たちに少しでも笑顔になってもらうために私たちで花を植えましょう!」
以来、39年間、春と秋に植栽を続けてくださっています。
今年も翠陵会緑化委員さんの音頭のもと数多くのお父さんお母さんがボランティアで集まってくださいました。
あいにくの雨(涙)でしたが、可憐な花々に命を吹き込んでいただきました。
大量のナメクジにも動ずることなく、不思議な虫をもチョチョイと
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
イツモ静カニ笑ッテイル
そんな子供たちの姿を願っての植栽でした。
子供たちの笑顔を想像している保護者の方々もなんだかステキな笑顔でしたよ。
本当にありがとうございました。
緑化委員のみなさんは、この後も定期的に水遣りをしてくださいます。
今年から美化委員の生徒たちも遅ればせながら水遣りに協力させてもらって、大事に大事にお花を育てていきますね。
翠陵生諸君、私たちはいろんな人に支えてもらっているぞ。いろんな人に期待されているぞ。
下を向く日もあるでしょう、ふさぎ込む日もあるでしょう。
そんな時は道端に咲く花を見て、少しでも軽い気持ちになってくれたら、今回協力していただいた保護者の皆さんの苦労も報われるってなもんです。
ま、とりあえずは中間テストを頑張って笑顔にならなきゃね。
自分のために、支えてくれるみんなのためにね。
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