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【令和7年度 第38回卒業証書授与式】
- 2026.03.1
3月1日の佳き日に、翠の丘で Think & Challengeスピリットを身につけた第38期生たちが巣立っていきました。



凛とした笑顔に未来への希望を灯して卒業していくその姿に、私たち教職員も感慨ひとしおです。保護者の皆様、卒業という節目の日を迎えられたことを心からお祝い申し上げます。
会場の都合から在校生は高2生のみの出席でしたので、ちょっと長くなりますが卒業式の式辞を抜粋して掲載させてください。
『卒業生の皆さん1人ひとりに卒業証書を手渡しました。
いま、改めて皆さんをこうして拝見しながら、入学した時の表情を思い出しています。
期待と不安と緊張が入り混じった複雑な表情をされていました。
あれから三年、郵便局前から正門までの坂道を登り続け、知らずのうちに確かな脚力と強靭な精神力を身につけた皆さんの目は、大きな希望と少しの寂しさが入り混じっているようです。
未来に向けて凛々しく胸を張る姿に、私たち教職員も、1人ひとりの可能性を信じて、みなさんと3年間伴走してきて良かった、1人ひとりと向き合ってきて良かったと、心からそう思っています。
卒業生の皆さんは、この三年間、校訓『考えることのできる人』になるべく、日々思考を重ねてきました。「今日の学食のから揚げは、昨日より少し小さいのではないか」と真剣に考察し、「どうすれば先生の目を盗んで、休み時間のスマホ操作を最適化できるか」と非生産的な戦略を構築し、「どうしたらみんなを笑顔にできるか」と人類永遠のテーマに若者らしい夢を馳せ、あらゆる問題にその思考力を遺憾なく発揮してきました。
しかし、その『考える』という姿勢こそが、翠陵生だった証です。
翠陵での学びは、単に教科書を暗記することではありませんでした。体育祭での作戦会議、翠陵祭での予期せぬトラブルへの対応、そして人間関係や進路に悩み、仲間と語り合った昼休みや放課後。皆さんは、正解のない問いに対して自分たちなりの答えを必死に導き出してきました。
そのプロセスで磨かれた知性は、どんなに高性能なAIにも真似のできない、皆さんだけの宝物です。
皆さんのその姿勢は後輩たちにも確実に伝わっています。
昨年11月の球技大会では、高校2年生の実行委員長がこんなことを話してくれました。
「競技種目を決めるときに、高3の先輩の希望を最優先にして決めました。今まで伝統を築いてくれた先輩たちへの精一杯の恩返しです。」
皆さんは、こうして後輩たちにも慕われる素晴らしい翠陵生に成長してきました。
さて、皆さんがイヤというほど聞いてきた「Think & Challenge!」。
これから皆さんが飛び出していく社会は、テストのように「範囲」が決まっていません。
郵便局前から正門までの坂よりはずっと急だったりします。
範囲のない、正解のない問いに一生懸命ThinkしてChallengeした結果、つまづくこともあるでしょう。そんな時は思い出してください。この翠陵の丘で、皆さんがどれほど多くのつまづきを「ネタ」にして笑い飛ばし、次に繋げてきたかを。
失敗は、目的地に辿り着けないことではありません。
立ち止まって、「Think & Challenge!」をやめてしまうことこそが本当の失敗です。
転んでもタタでは起きない、砂の一粒でも掴んで、満面の笑顔で立ち上がる。
皆さんのThinkには、翠陵で培った確かな根拠があります。
皆さんのChallengeには、ここでの成功も失敗も包み込んできた強さがあります。
翠陵生らしく、スマートに、でも泥臭く、しなやかな強さをもって自分の信じる道を切り拓いていってください。
ここで、皆さん、一度だけ後ろを振り返ってみてください。
皆さんの成長を誰よりも願い、皆さんが何かやらかしても惜しみない愛情を注ぎ続けてくれたご家族の姿があります。『考えることのできる人』になった結果、「口答えのレベルが高すぎるよ」と苦笑いされた親御さんもいらっしゃったかもしれません。ぜひ、家に帰ったらこれまでの感謝の言葉を伝えてください。その一言が何よりも親孝行になります。もう心配かけちゃダメですよ。
最後になりますが、皆さんに1つだけ、はなむけの言葉を贈ります。
「これからが今までを決める。」
これからの人生がどうなるかで、過去の自分がやってきたことの価値が決まります。
翠陵での経験が輝くものになるのかどうかは、これからの自分の生き方によって決まっていくのです。どうか「あの時があったから今の幸せがある」と思えるような未来の日々を送ってください。
私たちはみなさんの笑顔が大好きでした。
その笑顔をいつまでも忘れずに、未来に向けて幸せを掴んでください。何があっても私たちはみなさんをずっと応援しています。頑張るんだよ!!
皆さんの前途が、翠の森を吹き渡る風のように、爽やかで光り輝くものになることを祈念して、式辞といたします。
令和8年3月1日 横浜翠陵高等学校 校長 山本伸』

38期のみんな、ガンバレ!
ずっと応援しているからね!!

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