-
『翠陵の進路指導 ~大学フォーラム~』
- 2025.06.6
ワクワクドキドキハラハラの中間試験も無事に終了した6月5日、高校3年生を対象にした「大学フォーラム」が開催されました。
この企画をパワフルに引っ張る進路指導部のT尾先生からレポートをいただきました。
T尾先生は国語の先生で、中国に留学経験もある漢文のスペシャリストでもあります、你好。
中国での経験を活かして?卓球部の顧問もしております。
『翠陵の大学フォーラムとは、様々な大学の先生が翠陵に来て、大学や学部の説明をしてくれるものです。今年は22校の大学からお越しいただけました。
高校3年生はそれぞれ一校ずつ、計2校の話を大学の先生方から聞くことができました。
参加する講座は事前に希望を取っているので、自分の興味に沿った大学や学部の話を聞くことができます。
また、一年以上準備してきた体育祭も先月終わり、本格的に受験モードに入った3年生たちは進路決定の参考にしようと熱心に話を聞いていました。
この大学フォーラムに参加した後の彼らの成長に期待が膨らみます!
大学フォーラム終了後に教室に行った際、参加した生徒たちからこんな声が聞こえました。
「○○大学に行くことに決めました!」
「迷ってたけどここにしようという気持ちになりました!」
「運命の大学に出会えました!」
50分の話を聞いただけでここまでコロッと気持ちが動くものなのか…。
講師の先生たち、恐るべし。高校生に響くセリフをわかっていらっしゃいます。
まんまとその言葉に引っ張られる?生徒に対しては、少し単純すぎるかなとも思いますが、企画した側としてはこのような反応はうれしい限り。
進路に対して前向きになれれば、自ずとこれからの学習に意欲的になれるはずです。さて、このモチベーションを持続させられるでしょうか。ガンバレ、受験生!!』
高3生諸君は、既に志望校を固めている人がほとんどでしょう。
まだ迷っている人もいるかもしれない。今回のフォーラムで知らなかった世界に触れて確固たる決意をしてくれたらなぁって思います。
大学時代に、下宿先の近所に住んでいるお年寄りからこう言われました。
「あなたたちは若くていいわねぇ。
人生は扇子みたいなもんなのよ。若いうちはね、扇子の根っこのところにいるの。
隣の中骨に行こうとしたらすぐ飛び移れるでしょ。羨ましいわよ。
歳を取ってくるとね、だんだん先っちょの方へ行くのよ。
そしたらね、若いうちはすぐ隣にあった中骨がはるか遠くになってね、飛び移れなくなるのよ。
家族が出来たり、しがらみが出てきたりしてね、どんどん隣が遠くなってジャンプしても落ちるのが怖くなって飛び移れなくなるのよ。
若いうちはたくさん迷ってもいいのよ。いつだって隣に移れるし、その隣にだって更にその隣にだって行けちゃうからね。それが若さの特権なのよ。」
なるほどなぁ。迷えるって幸せかもなぁ。選べるってことだもんね。
受験生諸君、大いに迷いながらも勉強だけは頑張るんだよ。
勉強さえしておけば、選べる自分になっていくからね。
-