校長Blog

  • 3月26日 陽光桜

    • 2019.03.26
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    中庭の陽光(ようこう)桜が満開の時を迎えています。
    ソメイヨシノより一足早く、鮮やかなピンク色の花がうつむき加減に可憐に咲く姿を、私たちは毎年楽しませていただいています。

     

    何年も前になりますが、当時在籍していた生徒のおじい様から苗木を頂き校庭に植えられたものです。その方は、先の大戦中に青年学校の教員として多くの教え子を戦争で亡くしたのです。そして教え子たちの鎮魂と世界平和のために、どんな土地にも適応する桜を作ることを決心し、人並外れたご苦労の末25年かけてようやく誕生したのがこの「陽光」です。その後、日本各地、世界各地で桜の交流を続け世界平和を願い、今はそのご遺志を息子さんが受け継いでいるとのことです。そのエピソードは最近映画化され多くの方が知るところとなりました。

     

    そんな素敵な桜を頂き、翠陵では大切にしています。
    翠陵で陽光が満開になるときは、「世界をハッピーにするために」自分ができることは何なのか一人ひとりが考えるとき。
    世界平和を願うときです。

     

    今日から春休みです。
    昨日の修了式では、年度の終了は大切な区切りであり、一人ひとりがきちんと2018年度の区切りをつけること。そして短い春休み中には、次の学年で何をしたいのか妄想を抱くこと。妄想から具体策がうまれてくること。間もなく始まる新年度での第一歩をスムーズに踏みだす準備をしておくように伝えました。
    希望に満ちた新しいスタートも目の前です。

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