翠陵メソッド
独自の英語教育
翠陵メソッドの一番の目的は、「大学入試に十分対応できる英語力」はもちろん、「コミュニケーションツールとしての実践的英語力」も養うことです。語彙や文法などの知識習得だけで終わらず、英語をコミュニケーションの道具として位置づけていますが、そのため重要になるのは「英語で考える」ことです。英語を覚えたり、日本語に翻訳したりするだけでは本当に使える英語力は身につきません。

最初のステップ、Sound からSentenceへ(Desire)
中学1年生では、最初に英語に触れるところから、英語の授業はなるべく英語で行います。5月の中旬くらいまでは集中して音声中心の授業を行います。最初に書くことや、辞書の引き方を教えてしまうと、英語を会話の中で使うテンポが損なわれてしまいます。音声中心の授業と聞くと難しいことのように聞こえるかもしれませんが、英語の音を耳になじませ、それを真似て、繰り返し発音することで、コミュニケーションとしての英語の感覚が養われていきます。音声中心の授業を繰り返すうちに、生徒の中から、英語を読みたい、書きたいという意欲が沸いてきます。そこで、音とスペルのつながりを知り、読み書きへとつなげます。単語は、テキスト以外にもpicture dictionaryを使って、通常の中学1年生の教科書以上のたくさんの語に触れ、何度も繰り返し使うことで自然に身につけさせます。「英語は楽しく学べるもの」そして「実際に使うためにあるもの」という感覚を中学1年生の間に養います。
また、語彙力の完全定着を目標とするSuiryo Words Olympicを通して、語彙だけでなく英語をSentenceで捉える意識を育てる第一歩にしていきます。
理解の徹底、英語に慣れる(Understand)
中学2年生からは、使うことを意識した文法に重点を置き、オリジナルの"Task Sheet”、 “Words List"を使用して、身近な内容を英語で表現する練習をします。過去形の学習後は、時制の異なる英文を意識しながら、事実の記録とその時の自分が感じたことを書き記します。
その上で海外との文通が始まります。これは、海外に3つの姉妹校を持ち、また姉妹校以外の外国の学校とも交流がある翠陵ならではの体験となります。楽しい会話では、なんとなく通じてしまうこともある英語ですが、英文を書く場合には、正確な文法が身についていないと作文できません。この日記や、海外との文通は、文法知識の重要性を実感するためだけではなく、実際に英語を使うことで「自己表現する」ことの意識づけにもなっています。
また、中1から引き続き、Suiryo Words Olympicを通して、覚えるべき語彙力の完全定着を目指します。
実践 ~Australia研修へ (Training)
中学3年生になると、10月のオーストラリアでの研修に向けての実践的な学習が始まります。英語力に差が出てくるため習熟度別授業を行い、オリジナル教材も使用して、国際問題社会問題などを少しずつ英語で扱うようになります。現地での生活を意識しながら自分なりの意見を表現できる力を養います。その成果は、中2までのレシテーションコンテストに代わって、自分の意見を発表するスピーチコンテストで試されます。
また、中学3年生からは、単語・熟語テキストを使って語彙力を強化し、さらに単語の定義をすでに習っている易しい英語で説明したり、類義語や例文を英語で提示したりする"Vocabulary Sheet"も活用します。これは、一つの事柄を多様な語彙で表現できるようにするためのものです。このシートを使っていく過程で、語彙の定着率は日本語訳を暗記する場合の2倍にもなり、英語ルームで読める洋書の数が増えていきます。シートの活用は、高校での高度な英語学習への橋渡しの役割も果たしており、また、中3の後期からは、高1で本格化する「速読」の練習も始まります。
※高校からは、オリジナルの「ボキャブラリーシート」「パッセージシート」を使います。これは、難しい単語の理解を深めるために、言い換えや派生語を付け加えたものであり、かつ一文一文にフォーカスを当てた分析リーディングが可能となり、英文をより正確に読む助けとなります。